1日に発表された日銀短観によると、中小企業製造業の業況判断DIはマイナス57と、前回調査から28ポイント低下、3か月先の景況感を示す先行きDIもマイナス63と、今回よりさらに6ポイント悪化しています。大企業製造業の先行きDIは改善していますが、中小企業にとっては、底が見えない状況が続いています。
さて4月になり、新年度がスタートしたのに伴い、さまざまな分野で制度変更や料金改定が行われます。経理業務に関係する変更点としては、「雇用保険料」や、主として中小企業を対象とする健康保険である「協会けんぽ」(旧政管健保)の「健康保険料」が以下のように改定されましたので、給与計算をする際は注意が必要です。
●4月から雇用保険料率(従業員負担分)が0.6%から0.4%に下がりました(1年間の時限措置です)。
●介護保険料率が改定されたため、40歳以上65歳未満の人の健康保険料率が、4月納付分から、9.33%から9.39%(これを労使で折半)に上がりました。
※協会けんぽの健康保険料率は、現在は全国一律ですが、21年10月納付分から、都道府県によって保険料率が異なることになります。
※厚生年金保険料は21年10月納付分から、15.35%から15.704%(これを労使で折半)に上がる予定です。
なお、社会保険料の変動によって、給与から天引きする源泉所得税の額も変わってきますので、こちらの方もお間違えがないようにご注意ください。